前回は「血糖値スパイク」の紹介をしましたので、今回からは再度上述のタイトルで話を進めていきます。糖尿病になりますと多くの合併症を発症しやすくなります。大別しますと大血管症と細小血管症です。大血管症とし ては脳血管障害、虚血性心疾患、閉塞性動脈硬化症があります。また、、細小血管症としては網膜症、腎症、神経障害があり、これらは糖尿病性の3大合併症と呼ばれています。その他の合併症として歯周病、糖尿病足病変、皮膚病変があります。歯周病は糖尿病の第6番目の合併症と報告され、医科の分野でもその認識が広がりつつあります。
野口俊英