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歯肉縁上プラーク(染めだして見ることが出来る)を取り除くために知っておくべきことは?

これまでにしつこいくらい歯肉縁上プラークが歯肉炎の最大の原因であることを述べてきました。そこでいよいよ今回から歯肉縁上プラークを取り除くために必要な基本的な知識について述べます。。

プラークの主体は生きた細菌の集団であり、細菌自身が作りだす粘着性物質(グルカン)によって歯の表面に強固 に付着しています。このため、水による”うがい”などで簡単に除去することは出来ません。そこで、プラークの除去はハブラシ等を用いた機械的(物理的)な除去が必須となります。もちろん、ある特殊な薬剤を用いてプラーク中の細菌をコントロールすることは可能ですが、そのことについては次回以降に説明いたします。

皆様御存じのように永久歯は親知らずを除いて28本(乳歯は20本)あります。そして、それぞれの歯は円柱形ですが一本、一本その形が異なります。ですから、これら全部の歯の周囲からプラークを完全に取り除くことはかなり困難な事が解ります。歯が基本的には円柱形であるということは全部で5つの面からプラークを除去しなければならないということになります。つま り、歯の表側(唇や頬の側)、歯の裏側(舌の側)、隣の歯と接している2つの面、そして噛む面の5つの面ということです。

 

次回からは歯肉縁上プラークをいかに効率的に除去するかについての具体的な知識や方法について述べます。

 

 

 

野口俊英

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