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歯肉炎と歯周炎とはこうも違う

これまでは歯周病の初期の段階である「歯肉炎」について述べてきましたが、今回からは歯周病が進行するとともに生じる「歯周炎」について話を進めたいと思います。

「歯肉炎と歯周炎との違い」

 

1.歯肉炎は病気が歯肉のみに限られているのに対し、歯周炎では歯肉以外の歯周組織(歯槽骨、歯根膜、セメント質)にまで及んで います。

2.歯肉炎は若い世代に起こりやすいのに対し、歯周炎は40代以降の人に多く見られます。

3.歯肉炎の最大の原因はこれまでも述べてきたように染めだして見ることのできる歯肉縁上プラークが中心でしたが、歯周炎では歯周ポケット(歯

と歯茎の間にできた溝)の中に存在する歯肉縁下プラークが最大の原因になります。

4.歯肉炎は病気の原因である歯肉縁上プラークを取り除けば健康な状態に戻りますが、歯周炎では病気の原因を取り除いても健康な時と同じ状

態に戻るのは困難です。

5.歯周炎では歯肉炎に較べ、全身的疾患(糖尿病、心臓病など)との関連性がより強いことが解り始めています。

 

次回から はこれらの項目について詳しく述べる予定です。

 

 

野口俊英

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