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歯周炎でみられる歯肉縁下プラークにはどのように対応すればよいのですか?

これまで述べてきましたように、歯周炎では歯肉炎と違い歯茎(歯肉)が歯の表面から剥がれてできる深い歯周ポケットの中に、多くの空気を嫌う細菌(嫌気性菌)が住みつきます。これらの細菌を歯ブラシだけで取り除くことは出来ません。それでは患者さんは何をすれば良いのでしょうか?まず第一に 行うべきことは、歯周ポケットのなかにいる細菌の数を増やさないようにすることです。そのためには歯肉炎の時と同じように歯の表面に付着した目で見ることの出来るプラーク(歯肉縁上プラーク)を徹底的に取り除き、これらの細菌が歯周ポケットに侵入するのを防ぎます。具体的には歯ブラシの毛先がポケットの中に入っていきやすいバス法が推奨されます。しかし、このバス法でも歯ブラシの毛先が歯周ポケットの中に入る深さには限界があり(2〜3ミリ程度)、歯ブラシの選択やブラッシング法も難しいので歯科医や歯科衛生士の指導をうけることをお奨めします。毛先の硬い歯ブラシで自己流でゴシゴシ磨きますと歯茎が傷つき、退縮します。しかし、このような患者さんだけの努力では歯周ポケット 中の歯肉縁下プラークを完全に除去することは困難ですので、後は歯科医や歯科衛生士さんに除去してもらうことになります。具体的な事については次回、説明いたします。

 

野口俊英

歯周病はこうして治る

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