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歯ブラシを上手に使ってプラーク(歯垢)を効果的に除去しましょう

前回、歯ブラシや歯間部清掃用具(デンタルフロス、歯間ブラシ)の選び方について述べました。今回はまず、歯ブラシの適切な使い方についてのべます。

 

歯ブラシの正しい使い方を知るために!

 

歯ブラシで歯の表面に強固に付着したデンタルプラーク(歯垢)を機械的に除去する方法はいろいろありますが、それらは大きく二つに分けられます。一つは歯ブラシの植毛部の脇腹(側面)を用いる方法(ローリング法、スティルマン改良法など)でプラークの除去と同時に歯茎(歯肉)のマッサージ効果を期待して行います。二つ目は植毛部の毛先を用いる方法(バス法、スクラビング法など)で、プラークの除去を最大の目的に行います。どの方法を用いてもプラークは除去出来ますが毎日行う歯磨きではいかに効率的にプラークを除去出来るかが重要です。このため、近年ではスクラビング法やバス法などのプラーク除去効果の高い方法が推奨されるようになってきています。スクラビング法では歯ブラ シの毛先を歯の表面に対して90度または45度に当てて歯ブラシを子刻みに水平方向に動かします。バス法では歯と歯茎の境目(歯頚部)に柔らかい毛の歯ブラシを45度に当て同じく水平方向に小刻みに動かします。歯周病の患者さんでは歯と歯茎の境目に付着したプラークを除去することが最大の目的なため、これらの方法が普及しています。さらに大切な事はいずれの方法でも歯ブラシの毛先がターゲットとなる歯の表面に届いている事が必須なため、歯ブラシの植毛部は小さいものが良く、場合によっては植毛部を一本の歯の大きさに限ったタイプのもの(タフトブラシ)が用いられます。特に、歯並びの悪い部分や普通の歯ブラシが届きにくい奥歯(大臼歯)などで効果的です。歯ブラシを動かす前に歯 ブラシの毛先が正しく歯の表面に当たっているかを確認してください。

 

次回は歯間部清掃用具(デンタルフロス、歯間ブラシ)の使い方について述べます。

 

 

野口俊英

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